早慶戦観戦報告 2018年10月28日
サイト管理者今年も早慶戦の季節がやって来た。
東京六大学野球秋季リーグ戦は、早慶戦を残した段階で、早稲田、慶應、法政に優勝のチャンスがあった。
早稲田は慶應に2連勝したら優勝なので、もうこれ以上絶対に負けられない。
第1戦の早稲田の先発は、ドラフトでロッテから3位で指名された主将小島投手。
防御率はリーグ1位で絶対的なエースである。
ところが立ち上がりから制球が定まらず、毎回のようにランナーを背負う苦しいピッチングが続いた。
それでも要所を抑えてきたが、6回に押し出しの四球とレフト前ヒットで2点を奪われた。
7回にも1点を追加され、3点のビハインドの中で、慶應の投手の緩急をつけた投球に翻弄され、なかなか点が取れない。
最終回に1点を取って意地を見せたが、反撃もここまで。
野球部OBの飯田名誉顧問以下７名が力強い応援をしたが、結局1対3で敗れてしまい、早稲田の優勝は無くなった。
早稲田の安打数は8本で慶應の6本を上回っていたが、与えた四球が慶應の0に対して早稲田は8。
これが勝負の分かれ目だったのではないだろうか。
試合終了後は祝勝会ならぬ残念会を開き、全員が親睦を深めた。
なお、その後は早稲田が慶應に2連勝、慶應の胴上げを阻止して最後に意地を見せた。
来季に繋がる良い終わり方だったのではないだろうか。
小宮山新監督の下、早稲田がどれだけ躍進するかとても期待が持てる。
池田正司（Ｈ3・法卒）
