「第22回ウォーキングの会」(2016年3月27日)
~上野桜木~谷中めぐり
第22回ウォーキング「上野桜木~谷中めぐり」報告
花曇りの朝、2016年3月27日(日)9時30分、上野・文化会館前に参加予定の全員の笑顔が揃いました。
鳥井幹事の概要案内に続いて、中村幹事のリードでウォーミングアップを行い、スタートしました。
お花見の人出の中を進み先ずはお顔だけ遺されている上野大仏様にお詣り、かつて6mの座像でしたが、度重なる罹災により顔面部だけが保存され1972年に旧跡に安置されました。
一緒に記念撮影、なんだかちょっと嬉しそう、かな。
公園内で小松宮彰仁親王(日本赤十字社初代総裁)、ボードワン博士(公園生みの親)の銅像を見たり、ミニコンサートをちょい聴きしたりして国立博物館前から寛永寺へと向かいました。
最盛期には上野公園を中心に30万坪の寺領、徳川家の菩提寺でしたが幾多の変遷を経て戦後は霊園を造成し3万坪の開かれた寺院となっています。
境内のしだれ桜は満開、根本中堂の内部は黄金色の葵のご紋が満開です。
桜木から谷中へと進み、早大の前身・東京専門学校の開校に尽力した小野梓先生の墓を訪ね感謝の墓参をしました。
徳川慶喜(最後の将軍)、岸本辰雄(明大創設者)の墓も近くにありました。
情緒溢れる街並みやお店、寺社などを見ながら歩を進め、朝倉彫塑館に入りました。
朝倉文夫の住居とアトリエだった建物です。
自ら設計しただけあって細部にまでこだわりが感じられ、興趣が尽きません。
アトリエには、誰もが仰ぎ見たことのある早大キャンパス内の大隈重信像の原型が展示されています。
間近に接するとディテールまで判り、感慨もひとしおです。
屋上庭園は昭和10年に完成し、当時も今も家庭菜園になっていて大きなオリーブの木越しにスカイツリーが見えます。
当時の眺めはさぞかし、と思いを馳せました。様々な猫の作品も愉しみ、またゆっくり来たいなぁと思いつつ次へ。
最後は“夕焼けだんだん”の階段の上で記念撮影、ちなみに後列左の私(村上)は別撮りして合成して加えました。
自由解散でしたが、やはり一緒に会食しようと、山上幹事が予約してくださった日暮里駅前の店でランチ&歓談、お腹も心も満たされて帰路につきました。
企画・資料づくり・名ガイドの鳥井さん、急遽良いお店を手配くださった山上さん、ありがとうございました。
(ウォーキング担当:村上奉文)